令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43

【解説】

ア: WORM（Write Once Read Many）機能を有するストレージを導入して，そこに重要なデータをバックアップする。
正しい。WORM機能を持つストレージは、一度書き込んだデータを変更・削除できないため、ランサムウェアによる暗号化や破壊の影響を受けません。

イ: ストレージをRAID5構成にして，1台のディスク故障時にも重要なデータを利用可能にする。
誤り。RAID5はハードウェア障害には強いですが、ランサムウェアによるデータの暗号化には無効です。

ウ: 内蔵ストレージを増設して，重要なデータを常時レプリケーションする。
誤り。レプリケーション先もランサムウェアに感染する可能性が高く、対策にはなりません。

エ: ネットワーク上のストレージの共有フォルダをネットワークドライブに割り当てて，そこに重要なデータをバックアップする。
誤り。ランサムウェアはネットワークドライブにもアクセスできるため、暗号化されるリスクがあります。