令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63
【問題63】
クラウドサービスなどの提供を迅速に実現するためのプロビジョニングの説明はどれか。
企業の情報システムの企画、設計、開発、導入、保守などのサービスを、一貫して又は工程の幾つかを部分的に提供する。
業種や事業内容などで共通する複数の企業や組織が共同でデータセンターを運用して、それぞれがインターネットを通して各種サービスを利用する。
自社でハードウェア、ネットワークなどの環境を用意し、業務パッケージなどを導入して利用する運用形態にする。
利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
【解説】
ア: 企業の情報システムの企画、設計、開発、導入、保守などのサービスを、一貫して又は工程の幾つかを部分的に提供する。
誤り。これはシステムインテグレーション(SI)の説明に近く、プロビジョニングとは異なります。
イ: 業種や事業内容などで共通する複数の企業や組織が共同でデータセンターを運用して、それぞれがインターネットを通して各種サービスを利用する。
誤り。これはコミュニティクラウドの説明に該当します。
ウ: 自社でハードウェア、ネットワークなどの環境を用意し、業務パッケージなどを導入して利用する運用形態にする。
誤り。これはオンプレミス運用の説明です。
エ: 利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
正しい。プロビジョニングとは、リソースの事前準備と迅速な割り当てを指し、利用者の要求に迅速に応じるための仕組みです。
【答え】
エ: 利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63