令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33

【解説】

DNS（Domain Name System）は、ホスト名とIPアドレスを相互に変換するシステムです。関連する用語やレコードを確認します。

• MXレコード: メールサーバのホスト名を登録するためのDNSレコードです。
• NSレコード: ドメインのDNSサーバを指定するためのレコードです。
• CNAMEレコード: ホスト名に対し別名（エイリアス）を登録するためのレコードです。
• 逆引き: IPアドレスに対応するホスト名を調べることを指します。

ア: DNSサーバのホスト名を登録するレコードをMXレコードという。
誤り。MXレコードはメールサーバのホスト名を登録するためのレコードです。

イ: DNSサーバに問い合わせを行うソフトウェアをレゾリューションという。
誤り。「レゾリューション」は動作の名前であり，問い合わせを行うソフトウェアは一般に「リゾルバ（resolver）」と呼ばれます。

ウ: IPアドレスに対応するホスト名を調べることを逆引きという。
正しい。これは「逆引きDNS（reverse lookup）」と呼ばれ、IPアドレスからPTRレコードを使ってホスト名を取得する操作です。

エ: ホスト名に対し別名を登録するレコードをNSレコードという。
誤り。別名の登録にはCNAMEレコードを用います。NSレコードはドメインの権威DNSサーバを指定するためのものです。