令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51
【問題51】
プロジェクトマネジメントにおけるスコープの管理の活動はどれか。
開発ツールの新機能の教育が不十分と分かったので,開発ツールの教育期間を2日間延長した。
要件定義が完了した時点で再見積りをしたところ,当初見積もった開発コストを超過することが判明したので,追加予算を確保した。
連携する計画であった外部システムのリリースが延期になったので,この外部システムとの連携に関わる作業は別プロジェクトで実施することにした。
割り当てたテスト担当者が期待した成果を出せなかったので,経験豊富なテスト担当者と交代した。
【解説】
ア: 開発ツールの新機能の教育が不十分と分かったので,開発ツールの教育期間を2日間延長した。
誤り。これはプロジェクトのスケジュール調整に関する「スケジュール管理」の活動です。
イ: 要件定義が完了した時点で再見積りをしたところ,当初見積もった開発コストを超過することが判明したので,追加予算を確保した。
誤り。この活動は「コスト管理」に該当します。
ウ: 連携する計画であった外部システムのリリースが延期になったので,この外部システムとの連携に関わる作業は別プロジェクトで実施することにした。
正しい。プロジェクトのスコープ(範囲)を見直し,スコープ外の作業を別プロジェクトに分離するのは「スコープ管理」に該当する行為です。
エ: 割り当てたテスト担当者が期待した成果を出せなかったので,経験豊富なテスト担当者と交代した。
誤り。これは人的リソースの最適化であり,「人的資源管理」に関する活動です。
【答え】
ウ: 連携する計画であった外部システムのリリースが延期になったので,この外部システムとの連携に関わる作業は別プロジェクトで実施することにした。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51