令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問13
【問題13】
オブジェクトストレージの記述として,最も適切なものはどれか。
更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており,大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
高速のストレージ専用ネットワークを介して,複数のサーバからストレージを共有することによって,高速にデータを格納することができる。
サーバごとに割り当てられた専用ストレージであり,容量が不足したときにはストレージを追加することができる。
複数のストレージを組み合わせることによって,仮想的な1台のストレージとして運用することができる。
【解説】
ア: 更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており,大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
正しい。オブジェクトストレージは、画像・動画・バックアップなどの非構造化データの保存に適しており、拡張性と耐障害性に優れています。
イ: 高速のストレージ専用ネットワークを介して,複数のサーバからストレージを共有することによって,高速にデータを格納することができる。
誤り。これは「SAN(Storage Area Network)」の特徴に関する記述です。
ウ: サーバごとに割り当てられた専用ストレージであり,容量が不足したときにはストレージを追加することができる。
誤り。これは「ブロックストレージ」の説明に近いです。
エ: 複数のストレージを組み合わせることによって,仮想的な1台のストレージとして運用することができる。
誤り。これはRAIDや分散ファイルシステムのような仕組みに関する説明です。
【答え】
ア: 更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており,大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問13